Zhuhai Shenzhen
Photographs
珠海と深セン、境界にあるふたつの風景
このページでは、中国・広東省にある「珠海」と「深圳」という、
隣り合う2つの都市の風景を、写真とともにまとめています。
「珠海ってどんな街なの?」
「深圳ってハイテク都市って聞くけど実際はどうなの?」
そんな疑問に答えるような形で、
実際に歩いて見た街並みや雰囲気を紹介しています。
都市として急成長した深圳と、マカオに隣接する珠海。
近い距離にありながら、まったく異なる表情を持つ2つの街です。
🏙️ 珠海で見たほんのひととき
– マカオとの境界の都市に立つ –
🏙️ 深圳で見た、未来のスピード感
– 経済特区の本気を感じた、ひと駅ごとの都市スケール –
深圳と言えば、やっぱりこのビル。
平安国際金融中心——名前は知っていたけど、実際に目の前に立つと、その高さにただただ圧倒された。
まっすぐに空を突き抜けるようなフォルム。
ハイテク都市・経済特区としての深圳の勢いを、そのまま形にしたような建物だった。
今回は中には入れなかったけれど、いつか夜に上って、深圳の街を一望してみたい。
この都市がどれだけ広くて、どれだけ未来に近いのか、上から見てみたくなった。
※平安国際金融中心は、深圳の超高層ビルの象徴とも言える存在で、地上115階・高さ約600m
世界でも有数の高さを誇り、展望フロアからは深圳の夜景を一望できる人気スポット
香港と深圳の入境審査所。羅湖口岸に着いたとたん、空気がふっと変わった気がした。
言葉にするのは難しいけれど、建物の質感、人の動き、流れる時間——
あ、ここからは“本土の中国”なんだって、肌で感じた。
すぐそばには大きなショッピングモール。さすがは深圳と思わせるスケール感はあるけれど、想像よりも人は少なくて、なんだか少しだけ肩の力が抜ける。
都市の境界って、にぎやかさよりも“切り替わりの瞬間”が面白い。
羅湖はまさに、その“感覚の変化”を味わう場所だった。
🎨 大扮油画村で出会った、もうひとつの深圳
– 色とにおいに満ちた、アーティストたちの横顔 –
ここは、大扮油画村。
世界中の複製絵画のうち、約6割もがこの小さな村で生まれているという、知る人ぞ知る“アートの生産地”。
看板や壁のペイントから、もうすでに絵の具の匂いがしてくる。
私自身も絵を描く者として、この場所は一度訪れてみたかった。
観光地というより、“手仕事と生活が溶け合った村”——そんな印象だった。
そしてこの風景。
ずらりと並べられた椅子と、キャンバスの数々。
人の姿は少なかったけれど、それでもこの場所に、絵を描く人たちの“気配”ははっきりと残っていた。
きっと放課後や休日には、ここに絵筆を握る学生や社会人が集まって、この空間は絵の具の匂いと集中の熱気で満ちるのだろう。
ほんの数分しかいなかったけれど、「ここに数ヶ月滞在して、絵を学んでみたい」——そんなふうに思わせてくれる場所だった。
まるで、絵描きにとっての“聖地”のような村。
珠海と深圳はどこにある?位置関係を簡単に解説
珠海(Zhuhai)と深圳(Shenzhen)は、どちらも 中国・広東省 にある都市です。
珠海(Zhuhai)
珠海は、マカオのすぐ隣に位置する街で、
陸続きでマカオと行き来できるのが大きな特徴です。
海に面したエリアも多く、全体的に落ち着いた雰囲気があります。
深圳(Shenzhen)
深圳は、香港のすぐ北側にある大都市です。
中国有数の経済都市として急成長しており、
高層ビルが立ち並ぶ近代的な街並みが広がっています。
位置は近いが、街の雰囲気は対照的
珠海と深圳は距離的にはそれほど離れていませんが、
街の雰囲気はかなり異なります。
珠海:ゆったりした空気感、マカオに近い街
深圳:都会的でスピード感のある大都市
さいごに
ほんのわずかな滞在だった。
でも、珠海と深圳、それぞれの街に流れる空気はまったく違っていて、
一歩踏み込むごとに「知らない世界がこんなに近くにあったんだ」と気づかされる旅だった。
国境を越えて感じた境界の静けさ。
高層ビルに圧倒される都市のスピード。
そして、キャンバスに囲まれてふと心がほどける創作の時間。
滞在時間の長さじゃない。
記憶に残るのは、あのとき、目の前に広がっていた風景と、
そこでふと感じた、ちいさな「好き」の積み重ねだった。
またいつか、もっとじっくり歩いてみたい。
あの街の続きを、まだ見ぬ風景を、今度はもう少し深く味わえるように。