香港夜景スポット5選

地図でわかる絶景&アクセスガイド

はじめに

香港。
この街の夜は、ただ“暗くなる”だけじゃない。
ビル群に灯る無数の光、ネオンに照らされた看板、海を渡る風に揺れる光のライン。

歩くだけで、夜が特別になる。

「香港の夜景って、どこから見るのが一番いいの?」
そんな疑問を持つあなたに、私が実際に訪れたおすすめの夜景スポット5カ所を、地図付きでわかりやすく紹介します!

これを見れば、迷わず最高の夜景を楽しめます!

夜景スポット巡りのコツと注意点

⚠香港の夜の治安について

まず前提として、香港は比較的治安が良く、夜の街歩きも大きな不安なく楽しめます。私自身、これまで何度か夜の香港を歩いていますが、危険を感じたことはありません。

とはいえ、ここは大都市。 深夜の人通りの少ないエリアや、雑多な裏通りなどでは、やはり注意は必要です。

「無理は決してしない」——
そんな基本を押さえつつ、夜景を安全に楽しみましょう!

🗺️経路は「Google Maps」で事前に確認!

香港は地下鉄網も発達しており、観光にも便利な都市。
とはいえ、ビルの合間や複雑な交差点、地形の高低差などで、迷うこともあります。

本記事では、スポットごとにGoogle Mapsで位置も紹介しています。
事前にルートを確認しておくことで、夜の移動もスムーズに◎
気になる場所があったら、ぜひこの記事と地図を照らし合わせてみてくださいね!

👟歩きやすい靴で!

香港の夜景スポットの中には、坂道のある展望台や、長距離を歩くプロムナードもあります。
さらに、観光エリアでも足元が悪い場所や、段差の多い道もちらほら。

スニーカーなど、歩きやすい靴が必須!
夜の街歩きは思った以上に距離を歩くので、足元の準備をお忘れなく。

では、いよいよおすすめ夜景スポットを紹介していきます!

🌃 アベニュー・オブ・スターズ(シンフォニーオブライツ)

– 希望は、光の海の向こうに –

📸 見どころ:
・正面に香港島の高層ビル群がずらりと並ぶ圧巻のパノラマビュー
・毎晩20時に開催される「シンフォニー・オブ・ライツ」もここで楽しめる
星型プレート&ブルース・リー像など、“香港らしさ”も満点!

📍そんなアベニュー・オブ・スターズの場所はこちら!

九龍半島の最南端、チムサーチョイのビクトリアハーバー沿いにあります。
アクセスも抜群で、MTR尖沙咀駅から徒歩数分。
夜景を楽しむなら、ぜひ夕暮れ前からゆっくり歩くのがおすすめです!

「そんな場所で、私が見た景色は——」

夜景をバックに静かに立つその姿。
手を掲げるポーズが、まるで未来を掴もうとするようで——
見ているだけで、自分の中にも何か灯るような感覚がありました。

「私の希望も、この手のひらの中に生まれるかもしれない」

そんな気持ちが、自然と湧き上がってくる。
その美しさに、人々は自然と引き寄せられ、足を止め、見入っていた。
みんなきっと、同じ気持ちを抱いていたのだろう。

やがて、夜の8時
周囲がすっと静まり、光と音のショー「シンフォニー・オブ・ライツ」が幕を開ける。

高層ビル群が、まるで音楽に合わせて踊っているかのよう。
光が空に向かって伸び、建物の壁面をリズム良く彩っていく。

世界中から訪れた観光客たちが、息を呑むようにその瞬間を見つめていた。
でも、不思議と騒がしさはなくて——

あのとき、この都市全体がひとつの生命体みたいに感じられた。
私もただ、その鼓動の中に静かに身を委ねていた。

たった10分のショー。だけど、心にはずっと残る光だった。

🌟こんな人におすすめ!

「香港といえば、やっぱりこの景色!」そんな定番をしっかり押さえたい人に。
有名なブルース・リー像や星型プレートもあり、香港らしさを感じながら歩ける場所です。
夜景と同時に、観光気分も味わいたいという人には特におすすめのスポットです!

💡補足:シンフォニー・オブ・ライツの基本情報

・開催時間:毎晩20時から約10分間
・料金:無料
・おすすめの鑑賞スポット:アベニュー・オブ・スターズ(九龍側)

ショー自体は短いけれど、早めに現地入りして場所取りするのがおすすめです。
特に観光シーズンは混雑するので、19:30ごろには到着しておくと安心ですよ!

🌌ヴィクトリアピーク

– 街全体が宝石のように輝く、“香港夜景の頂点” –

📸 見どころ:
・香港島と九龍の夜景が一望できる、定番中の定番スポット!
・金色に輝くビル群が連なる風景は、まさに「世界三大夜景」の名にふさわしい。
・夜風に吹かれながら、この景色を前に言葉を失う——そんな体験が待っています。

📍そんなヴィクトリアピークの場所はこちら!

ヴィクトリアピークは、香港島の高台に位置しています。
私はバスでアクセスしましたが、人気のピークトラム(ケーブルカー)で登るルートも観光客に人気です!

そんなヴィクトリアピークで、私が見た景色は——
ただの“夜景”ではありませんでした。

目の前に広がっていたのは、まるで宝石箱のような街並み。
香港島側にはそびえ立つ金融センターのビル群、九龍半島側にはショッピングモールの灯りがきらめいていた。

「アジアの、いや、世界の金融センター・香港は伊達じゃない」

そんな言葉が自然と浮かび、ただ立ち尽くして胸の奥がじんわりと熱くなる。

ヴィクトリアピークは、ただの展望台じゃなかった。
“都市のエネルギー”を五感で感じる場所でした。

🌟こんな人におすすめ!

「どこから香港の夜景を見ればいい?」と迷ったら、まずここ。
アベニューオブスターズと並んで定番スポット。
高台から見下ろすパノラマ夜景は、初めて香港を訪れる人にとっても、何度も来たことがある人にとっても、心を打つ絶景です。じっくり時間をかけて、景色と静けさに浸りたい人にぴったりのスポットです。

💡補足:ヴィクトリアピークの基本情報

・開催時間:24時間(ただし、バスorピークトラムで訪れる場合は実質それらの運行時間内)
・料金:無料

🚌 実体験ルート(バス)

  • 路線:15番バス(中環・Exchange Squareバスターミナル発)

  • 所要時間:約40分~約50分

  • 運賃:約12HKD(※オクトパスカード可)

  • 運行時間:中環発➡朝6時頃から ヴィクトリアピーク発➡夜24時頃まで

  • 車窓からの景色を楽しみながらのんびり登れます

🚋 観光客に人気の王道ルート(ピークトラム)

  • 出発:ピークトラム駅(ガーデンロード駅)

  • 所要時間:約10分

  • 運賃:年齢などによって異なるため公式サイトで要確認

  • 運行時間:7:30〜23:00(15〜20分間隔)

  • 夕方以降は混雑することもあるので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめ!

🕓 ベストな時間帯:

  • 日没30分前〜20時ごろまでに登っておくと、昼・夕焼け・夜景すべて楽しめます!

  • 反対に、1つ前で紹介した「シンフォニーオブライツ」鑑賞後に訪れるのもアリ!!筆者もシンフォニーオブライツ鑑賞後に訪れました。ただその場合は、ピークトラムの利用は混雑のリスクがあるため、バスで向かうのが無難です。

🏙️ スカイ100展望台

– ビルの100階から見下ろす、天空のパノラマ –

📸 見どころ:
香港で一番高いビル「ICC(環球貿易広場)」の100階にある展望台
・地上393mからの眺望は圧巻!ビクトリアハーバーを中心に、香港島も九龍側も一望できます
・ガラス張りの室内展望台なので、雨でも夜景が楽しめるのが大きなメリット!

📍そんなスカイ100の場所はこちら!

九龍西部の西九文化区にあるICC(環球貿易広場)の中に位置しています。
MTR九龍駅と直結しているのでアクセスも超便利!雨の日も濡れずに行けます◎

展望台に到着し、エレベーターで一気に100階へ。
ガラス張りのフロアに足を踏み入れた瞬間、思わず息を呑みました。

ここから見えたのは——

100階から見下ろす香港の街は、どこか非現実的で、まるでジオラマを覗き込んでいるような不思議な感覚。

ビルの灯りが川のように流れ、船の光がハーバーを漂う。

見下ろしているのに、なぜか心が満たされる
ここは「見上げる」じゃなくて、「見下ろす」からこそ感じる、もう一つの夜景のカタチでした。

🌟こんな人におすすめ!

「夜景は見たいけど、人混みは苦手…」「雨でも絶対見たい!」という人にピッタリ!
屋内なので天候に左右されずに楽しめるし、冷暖房も完備で快適そのもの。
落ち着いた環境で、静かに夜景を堪能したい大人の旅人におすすめのスポットです。

💡補足:スカイ100の基本情報

📍場所:ICC(環球貿易広場)100階(MTR九龍駅直結)
🚃 アクセス:MTR「九龍駅」E出口から直結(徒歩約5分)
🕒 営業時間:10:00~20:30(最終入場 20:00)
🎫 入場料(大人):約2400円~(※Trip.com価格・季節やキャンペーンで変動あり)

🌉 ストーンカッターズ橋(Viewing Point)

– 橋の向こうに光る、香港の“もう一つの夜景” –

📸 見どころ:
・石崗大橋(ストーンカッターズブリッジ)を下から見上げるように眺める構図
・対岸に広がる工場地帯の夜景が、独特の美しさを放っていた
・観光地化されていない、“知る人ぞ知る”静かな夜の名所

📍そんなスカイ100の場所はこちら!

九龍西部の湾岸エリア、住宅街と倉庫街を抜けた先にある、知る人ぞ知る隠れスポット。
MTR「荔景(Lai King)駅」からバスで約20分、徒歩で約15分、計約40分ほどかかるので、地図アプリで事前にルート確認を。

シャッターを切る手が、ふと止まる。
この風景には、ただ見つめるだけの時間が似合っていた。

——ふと我に返ると、さっきまでの静寂が嘘のように、いつの間にか夢中で何枚もシャッターを切っていた。それほどまでに、心が動かされる景色だった。

光に包まれた港湾エリアが広がり、これまで見てきた「金融センター・香港」とはまた違う、
「港湾都市としての香港」がそこにあった。

今では世界有数の金融都市だけれど、
この街がかつて、港から栄えた街であることを、忘れてはいけない。

今日も、香港は24時間動き続ける。
光の中で、たくさんの人が生きている。
そんなことを、そっと感じた夜だった。

ここは、超穴場スポット。有名な夜景スポットでは味わえない、静けさと迫力がありました。

🌟こんな人におすすめ!

煌びやかなビルの夜景ではなく、
無骨で静かな“工業美”に惹かれるあなたへ。
誰にも邪魔されずに、自分だけの視点で夜景を切り取りたいなら、
ここはまさに、最高の「隠れ夜景スポット」。

💡補足:ストーンカッターズ橋(Viewing Point)の基本情報

📍場所:「Stonecutters Bridge Viewing Point」
🚃 アクセス:最寄り駅のひとつはMTR「荔景(Lai King)駅」。
そこから87Aバスに乗り換えて約20分程度+徒歩で約15分、計約40分ほどかかると見ておくのが安心。
詳しいアクセスはGoogle Mapsで事前確認がおすすめ

🌃 ネイザンロード(旺角〜尖沙咀)

– 眠らない通りを、ネオンと共に歩く –

📸 見どころ:
・女人街・男人街(ナイトマーケット)で味わう“動きのある夜景”
・テンプルストリート周辺は中国らしいネオンが輝きまくる!
・深夜まで活気が衰えない“眠らない街”香港を体感

📍そんなネイザンロードの場所はこちら!

ネイザンロードは、香港の九龍エリアを南北に走る大通り。
旺角から尖沙咀まで、およそ3kmに渡って続く“夜景と人の海”
MTR各駅(旺角、油麻地、佐敦、尖沙咀)でいつでもアクセス可能。
気になるスポットをつまみながら、夜の散策を楽しんでみてください。

人混みとネオンに包まれながら歩いていると、ふと感じた。
「あのスカイ100から見下ろした光景の中を、いま私は歩いてるんだな」って。
写真を撮る手も止まらないし、目に映る全てが“動いてる”夜景だった。

足元には、ぎっしりと並ぶ露店。頭上には、ビルの隙間から差し込む色とりどりの光。

ここでは、ただ「眺める」だけじゃなく、夜景の中に「入り込んでいく」感覚がある。

眠らない香港。

夜という時間すら、観光資源にしてしまうこの街のパワーを、肌で感じた夜だった。

🌟こんな人におすすめ!

写真だけじゃなく、“動きのある夜景”を肌で感じたい人や、地元の雰囲気・露店文化に触れながら街歩きしたい人。
高層ビルや展望台だけじゃない、別の角度の香港を楽しみたい人や、観光スポットを一気にハシゴしたい、効率重視派のあなたにも!

💡補足:ネイザンロードの基本情報

📍ネイザンロードは、旺角から尖沙咀までの約3kmに渡る大通り。
MTRの駅が点在しているので、訪れたいスポットによって使い分けが可能です。

  • 女人街・男人街(ナイトマーケット)周辺:旺角駅(Mong Kok)E2出口

  • テンプルストリートやジョーダン付近のネオン街:油麻地駅(Yau Ma Tei)C出口 or 佐敦駅(Jordan)A出口

  • アベニュー・オブ・スターズやビクトリアハーバー方面へつなぐなら:尖沙咀駅(Tsim Sha Tsui)E出口

夜遅くまで営業しているお店が多く、徒歩での回遊も十分可能なので、
目的や気分にあわせて、最寄駅を選んで歩いてみるのがオススメです!

🌌歩いたからこそ出会えた、香港の夜

摩天楼に囲まれた大都会。
ネオンが踊る通りと、静けさが息づく港湾。
そして、坂を登ったその先に広がる、宝石のような絶景。

香港の夜景は、ただ「美しい」だけじゃなく、
一つひとつが物語のような体験として心に刻まれます。

私自身、街を歩きながら何度も思いました。
「この景色は、きっと一生忘れな

🌟 迷ったらまずはこの5カ所から!

今回紹介した5つの夜景スポットは、
実際に私が歩いて、自信を持っておすすめできる場所ばかりです!

アベニュー・オブ・スターズ
香港らしさ満点の王道スポット。正面に広がる高層ビル群と、毎晩開催される光と音のショーは圧巻!

ヴィクトリアピーク
バスで向かった高台から眺めた、まばゆい街の灯り。まさに「世界を見下ろす」絶景。

スカイ100展望台
100階から見下ろす夜の香港。ジオラマのような景色に、ただただ見惚れました。

ストーンカッターズブリッジ・ビューイングポイント
静けさと迫力が共存する、港湾都市のもう一つの顔。知られざる工場夜景の穴場です。

ネイザンロード(旺角〜尖沙咀)
露店とネオン、眠らない香港を歩く体験。地元の文化を感じながら味わう夜景は格別!

🌟さいごに...

「香港の夜景は、写真やSNSでは伝えきれない。」

だからこそ、ぜひ自分の足で歩いて、体で感じてほしい。
ビルの隙間から見えた光、ふと立ち止まった路地の風景、風に揺れるネオンサイン——
そのすべてが、あなたの旅に深い余韻を残してくれるはずです。