香港一人旅にかかった費用まとめ

2泊3日のリアルな出費記録

「物価が高い」と言われる香港。実際、一人旅するとどのくらい費用がかかるんだろう?
ホテル、食事、移動、観光……全部合わせると、やっぱり高い?

今回は、そんな疑問にお答えすべく、実際にかかった旅費をカテゴリ別にまとめました
旅のスタイルは“ほどよく節約、しっかり楽しむ”。そんなリアルな金額をお届けします。

香港一人旅でかかった費用

香港で使われるHKD(香港ドル)は、1通貨あたり約20円で換算しています(2024年12月末レート)。

項目
金額
ひとこと
✈️ 航空券
¥35000
羽田 - 香港の往復券。HKエクスプレス
🚌バス
(マカオ➡香港)
¥1400 (70HKD)
HZMBバス利用。現地でチケット購入。
🏨 宿泊費
¥9000 (450HKD)
重慶大厦(チョンキンマンション)に2泊。
💳e-SIM
¥1800
kkday(データ無制限・5日分)。マカオ分含む。
🍴 食費
¥10000 (500HKD)
エッグタルトとローカルの中華料理メイン。
🚌 交通費
(マカオ内)
¥10000 (500HKD)
バス, MTR, HKIAまでのエクスプレスなど。
🎟️ 観光費
¥8300
Sky100, M+, オープントップバス。
🎁 雑費
¥3000 (150HKD)
おみやげなど。
💰 合計
¥78500
3日でこのお値段。十分楽しめた✨

✈️ 航空券:¥35,000

羽田〜香港の往復チケット。LCC利用(HKエクスプレス)で、時期としては年末手前のオフシーズンからクリスマスのあたりでした。クリスマス付近は高くなる傾向にありますが、価格は定期的に更新されるので、数か月前から狙いをつけておくと安い値段で手配できることもあります。

ちなみに、この35000円という金額はおそらく、HKエクスプレスの中でも最安レベルとなります。その理由は以下です。

  1. 航空券の値段自体が最安レベル

  2. 課金系は無し(Wi-Fi、 食事、席指定など)

  3. ウルトラライトコース(手荷物1つの持ち込みのみ)

特にお土産をたくさん購入される方は手荷物1つだけだと相当しんどいため、通常のライトコースやさらにその上のコースにするのがおすすめです。ライトコースへの変更は、フライトの予約時であれば片道あたり+1000円で可能です。

香港エクスプレスがたまに開催しているセール中だともっと安い!!

🚌 マカオ→香港バス:¥1,400(70HKD)

香港に到着してからは、まずマカオへ移動し、その後、再び香港に戻って観光しました。
香港への復路には、港珠澳大橋(HZMB)を通るシャトルバスを利用。チケットは現地で直接購入しました。

このバスは24時間運行しているため、深夜の移動にも対応できてとても便利。
特に早朝便や深夜便のフライトを利用する人にとっては、心強い交通手段だと思います。

🏨 宿泊費:¥9,000(450HKD)

2泊とも、重慶大厦(チョンキンマンション)の「Pay-less Guesthouse」に宿泊しました。
クリスマスシーズンだったため、やや割高ではありましたが、それでもこの価格帯。

香港は全体的に宿泊費が高く、ドミトリー以外だと1泊1万円前後は普通です。
そんな中で、プライベート空間がしっかり確保されてこの価格は、やっぱりチョンキンマンションならでは。
「安さ」でチョンキンマンションに匹敵する宿は、他にはなかなか見つからないと思います。

チョンキンマンションは人を選ぶので注意!

香港 尖沙咀 重慶大廈

チョンキンマンション完全ガイド

実際に泊まってわかったリアルな魅力と注意点

📶 eSIM:¥1,800

kkdayで5日間・無制限のデータeSIMを購入。現地到着時にすぐネットが使えて、移動も安心でした。

🍴 食費:¥10,000(500HKD)

今回旅してみて強く感じたのが、「食事代がとにかく高い!」ということ。
他の国だとローカルグルメが激安だったりするんですが、香港にはそういう“激安&うまい”の組み合わせは少なめ。とはいえ、そのぶんクオリティは高くてどれも本当においしい! さすがグルメ都市、香港。

※食費の詳細については、以下の記事にもまとめています!

香港 四川ラーメン

香港ローカルグルメ食べ歩き記録

香港の街角で食べたローカルごはん。チャーハン、牛肉麺、エッグタルト――旅の味が、しっかりと記憶に残っていた。

🚌 交通費:¥10,000(500HKD)

香港滞在中の移動は、バスとMTR(地下鉄)が中心でした。
これらの移動には、交通系ICカード「オクトパスカード(Octopus)」を使うのが断然おすすめ!

デポジット(50HKD)が必要ですが、MTRやフェリー、コンビニなどでも使える万能カードで、香港の快適度が一気に上がります。チャージ式で、使いすぎる心配もなし。まさに“快適を買う”感覚です。

また、バスルートの検索にはGoogleマップが最も便利でした。リアルタイムの到着時刻も表示されるので、迷ったときはぜひ活用を!

🎟️ 観光費:¥8,300

今回は、M+美術館/Sky100/オープントップバスを楽しみました。
この3つだけでも合計でそこそこの金額になります。

けれど、どれも“香港らしさ”を味わえるスポット
旅の満足度を考えると、外せない場所だと感じました。

「なるべく安く!」と思いつつも、こうした観光にはある程度の予算を確保しておくのがおすすめです。
※各スポットの料金は時期や購入方法で変動するため、詳細は公式サイト等をご確認ください。

マカオと違って観光費にはお金がかかりました。

🎁 雑費・おみやげ:¥3000(150HKD) ​

「香港のお土産って、なにがいいんだろう?」
――実は、旅のあいだずっとその答えが見つかりませんでした。

今回買ったのは、観光地モチーフのマグネットと、かわいい箸
箸は、香港国際空港で帰り際にふらっと立ち寄って見つけたものです。

もっと時間があれば、街歩きの途中で掘り出し物を探してみるのも楽しかったかもしれません。
次こそは、「これぞ!」という香港土産に出会いたいものです。

おすすめのお土産があったら教えてください!

💰 合計:¥78,500

“ほどよく節約、しっかり楽しむ”をテーマに歩いた今回の香港一人旅。
物価が高いと言われる香港でも、工夫次第で思ったよりもリーズナブルに旅ができました。

宿は安く、移動は効率的に。
そして、食事と観光にはしっかり満足を。

「無理せず、自分のペースで楽しむ」――
そんな旅のスタイルが、やっぱり一番心地よかった気がします。

一番大事なのは自分の予算と相談すること!

まとめ

高い、高いと言われがちな香港。でも、すべてがラグジュアリーじゃなくていい。
チョンキンマンションという選択肢、バスとトラムでの街歩き、そして気ままなごはん。
“旅の本質”を大切にすれば、香港はちゃんと旅人に優しかった。

「無理しない、でも諦めない」
そんな旅が、てくてくと足元を照らしてくれた――

次に歩くときもきっとまた、この経験が“旅の羅針盤”になってくれるはずです。