今回のマカオ旅は、まず深夜に香港国際空港(HKIA)へ到着するところから始まりました。
香港に着いたあと、どうやってマカオへ移動するか――
実はこのとき、定期的に実施されている「無料シャトルバスでマカオへ行ける」という情報を事前に見つけていたんです。
結果的にこの選択が大正解!入国審査なし・スムーズにマカオ入りできるという、ありがたすぎる移動体験となりました。
このページでは、実際に利用した無料バスの流れや深夜の空港での過ごし方、マカオ側での動き方に加え、マカオから香港に戻る時までの一連の流れを、「旅のリアル体験」としてわかりやすくまとめています。
香港 – マカオ間の移動を予定している方の参考になればうれしいです。
なお、この記事で紹介している「香港 ➡ マカオ」ルートは、筆者が無料キャンペーン中に体験したものですが、
無料期間中じゃなくても同じ流れで乗車できます。
つまり、いつでも同じ流れで乗車できるってことね!
全体の流れは以下の様になります。
香港国際空港に到着後、無料のシャトルバスでマカオへ移動しました。バス会社は“Macau Hong Kong Airport Direct”です。
▶Macau Hong Kong Airport Direct
空港からのバス移動なのに、なんと入国審査不要という驚きの楽さ!
この無料バスは「Transit扱い」なので、香港に入国せずにマカオへ行けるのが最大の魅力。パスポートチェックもなく、すごくスムーズ!
言い換えれば、このバスを利用する場合は絶対に入国審査をしてはNGです!!あくまで「香港はトランジット」という扱いになるため、バスカウンターは出発ロビーと同様のフロア(チェックイン後の制限エリア内)にあります。一度でも香港に入国をしてしまうと、このバスを利用できなくなります。
万が一、うっかり入国してしまったら…?
別の手段でマカオに向かおう!
別のバス会社(HZMBUS)を利用しましょう。詳しくは以下のリンク先のご確認を。特に2つ目のリンク先が分かりやすい手順書となっています。
▶HZMBUS公式サイト
▶詳しい乗り方
香港国際空港の制限エリア内に受付カウンターがあり、当日でもその場で予約・チェックイン可能です。時刻表は以下のリンク先から確認できますので、到着時間に合わせてバスを選びましょう。
▶時刻表
ただし注意点もあります:
無料バスの定員には上限があるため、満席になる可能性あり
現地での予約手続きに時間がかかると、予定のバスに間に合わなくなるリスクも
このようなリスクを無くすため、私は事前にWEB予約を行いました。おかげでチェックインだけで済み、とてもスムーズでした。予約は以下のサイトから行えます。
▶Macau Hong Kong Airport Direct 予約
予約方法の詳細はこの後のセクションでご紹介します!
香港行きのフライトの際… I. 受託手荷物ありの場合 ・チェックイン締切:バス出発の 60分前まで
II. 受託手荷物無しの場合 ・チェックイン締切:バス出発の 30分前まで
カウンターまでの写真があまり残っていないのが悔やまれますが、案内板に「澳門」と書かれた矢印があるので、それに沿って歩くだけ!これさえ覚えておけば大丈夫です!
1つ注意点は、「フェリーカウンター」と「バスカウンター」の2種類があること。間違えてフェリー側に行かないようにしましょう!
予約が完了すると、登録したメールアドレスに確認メール(PDF付き)が届きます。当日はこの予約確認書をカウンターで提示すればOK!スマホ画面でも提示可能みたいですが、ネットが使えない・電池切れなどのトラブルに備えて紙での控えがあると安心です。
チェックインを終えると、服に貼る専用シールが渡されます。これはいわゆる乗車チケットの一部で、バス乗り場のスタッフがすぐに利用者を判別できるようにするためのものです。
記念に今でもパスポートケースに貼ってる。
実はマカオ行きのバス乗り場は香港国際空港の建物内にはありません。そのため、専用の電車に乗って出境所へ移動する必要があります。とはいえご安心を。この電車はマカオ行きバス専用の無料シャトルで、街中のMTRとは別物です。
バスカウンターで専用の電車までの案内がありますが、英語です。万が一聞き取れなくても、ご安心ください。カウンター左手に見えるエスカレーターを目印にしてください。このエスカレーターで下に降りれば良いだけです。
さらに、もう1つだけ目印があります。エスカレーター入口には改札があり、そこで乗車券を提示する必要があります。この階札があるかどうかで正しいエスカレーターかどうかが判断できます。逆に、改札がないエスカレーターは間違いなので、戻って確認しましょう。(2024年12月末時点の情報)。
ターミナルに着いたら、待合スペースでバスの到着を待ちます。時間になるとスタッフの誘導があるので、周囲の流れに従って乗車すればOK。
バスの所要時間は45分。マカオの入境所に到着すると、ここで初めて入国審査。……といっても、日本のパスポートは最強クラスなので、私のときは驚くほどスムーズに通過。ほぼ顔パス感覚でした。
顔パスというよりもパスパスだね!
わりとどうでもいい。
入国審査所から1Fへ下りるとバスターミナルがあります。
ここからはマカオ市内へのバスが複数出ており、自由に移動可能です。
以降のバスを利用したマカオ内の移動については、Googleマップでルート確認が超便利でした!実際に私が使ってよかったアプリも紹介していますので、こちらもぜひチェックしてみてください👇
本当に役立った旅の相棒たち。
私が利用した際は、香港国際空港に4:30頃到着 → バスは8:30発というスケジュール。バスのチェックイン完了時刻まで、約3時間の空き時間がありました。
でもご安心を!バスカウンター付近には、休憩スペースがちゃんとあります。私もこの場所で軽く仮眠をとって、無事に乗車できました!
✅ 待機スペースの様子 ・コンセントあり(スマホの充電OK!) ・明るすぎず、静かで落ち着いた空間 ・他にも仮眠をとっている人多数 → むしろ安心感◎
海外用変換プラグ(マルチポート)を使ってスマホを充電していたとき、隣にいた外国人から声をかけられました。
「私にも、ひとつ使わせてもらえませんか?」
思わず微笑んでしまった。これが、旅の醍醐味ってやつなのかもしれないですね。
……もしかしてこれ、私が“国際交流コンセント”なの?
それで充電できるの、スマホに加えて“人類の信頼”な。
帰りは、行きで使った無料バスとは別会社のバス(HZMBUS)を利用しました。
というのも、Macau Hong Kong Airport Directは深夜の運行がないため、夜〜早朝にかけての移動には向かないんです。その点、HZMBUSは24時間運行なので安心!いつでも香港に向かう事が可能です。
深夜と昼で本数が異なるので、時刻表は要チェック。
▶公式サイトの時刻表ページ によると、以下の運行間隔となっております。
バス乗り場は以下の場所にあります
私はネット予約せずに、現地で直接購入しました(70MOP)。ちなみに、06:00〜23:59の時間帯に利用すれば65MOPで購入できるので、少しお得になります。
なお、HZMBUSの乗り場までは市内バスでの移動が必要です。でもマカオの市バスはなんと24時間運行!夜でも移動に困らないのは、やっぱりカジノ都市ならではですね。
バスに乗る前にマカオ側で出国審査がありますが、ここもとてもスムーズ。私のときはまたしても顔パス状態で通過できました。さすが日本のパスポート…!
その後は深夜でもしっかり目立つバスに乗車。利用者も多く、道に迷うことはありません。わからなくても周囲の人に続けばOK。安心感がありました。
香港側に到着したら入国審査を通過。ここで注意したいのは、「行きで利用したバスとは違い、トランジット扱いではない」という点。つまり、正式に香港へ入国することになります。
往路で利用した”Macau Hong Kong Airport Direct”も、もちろん利用可能です。マカオから直接自国へ帰国する際には往路同様、かなり便利ですね。
メリット:香港での入国不要、空港での手続きがシームレスデメリット:料金が高い(280MOP) チェックイン締切:出発の45分前までにマカオ側で済ませておく補足情報:まさかの「香港エクスプレスの搭乗券もここで発行可能」との情報あり!さらに、香港に入境しないため、HKIAで120HKDが返金されるケースもあるそうです。(※航空券購入時に支払った香港出国税の返還)
料金だけ見ると HZMBUSの方が圧倒的に安価。HZMBUSの利用も十分アリだと思います。空港から一歩も出ずに移動できる手軽さや時間の確実性を重視するなら、Macau Hong Kong Airport Directの利用も十分に選択肢です。
HZMBUSの詳しい乗車方法は以下リンク先より。
今回、無料シャトルバスでマカオに行けたのは本当にありがたかったです。深夜の香港国際空港で仮眠もできたし、入国審査も不要でスムーズ。しかも、お金が一切かからないというのは、正直かなり魅力的でした。
ただ──実際に体験してみて思ったのは、
バスの始発まで3時間待つくらいなら…もうHZMBUSでマカオ行っちゃってもよかったかも?
確かに無料バスは楽でありがたいけれど、その待ち時間も、せっかくの旅の時間。
HZMBUSの乗り方は香港観光局が分かりやすい資料を用意してくれています。入国審査の手間もほぼゼロでした。なので、もしあなたが早朝に香港国際空港着で、「すぐにマカオに行きたい!少しでも長く滞在を楽しみたい」と思うなら、無料バスにこだわらず、HZMBUSでサクッと移動するのも“あり”だと思います。
旅の時間も、ひとつの資源。
とはいえ、これはあくまで結果論でもあります。私にとってはこの旅が初めての海外&一人旅だったため、特に「入国審査」はものすごく高いハードルに感じていました。
だからこそ、待ち時間があったとしても、入国審査が1回でも少なくなるルートを選んだんです。
いざ旅を終えてみれば「え、こんな簡単だったの⁉」と感じるほど。だからこそ、次回以降はHZMBUSでもいいかもと思えました。
もちろん、昼に香港国際空港到着の場合は間違いなく無料バスを使う!!
昼だと待ち時間ほぼ無いからね。
自分のスタイルに合った移動手段を選べると、マカオがもっと楽しくなりますよ。
最後に、今回のケースにおいて「どっちのバスを利用すればいいの?」という疑問を解決するために、以下の表を是非参考になさってください。
この記事が、香港国際空港からマカオへの移動を考えている方の参考になればうれしいです!
1泊2日の流れ、かかった費用、使ったルートなどをゆるっとまとめています。
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