マカオ旅行で意外と悩むのが「どこで両替するのが一番お得か?」という問題です。マカオでは マカオ・パタカ(MOP)と香港ドル(HKD)が併用可能 ですが、両替の場所によってレートや手数料に差が出ます。
本記事では、空港・ホテル・カジノ・市内両替所など、旅行者がよく利用する両替スポットを比較。さらに、実際に利用してみた体験談を交えながら、初心者にもわかりやすく解説していきます。
新富倫兌換 or 大豊銀行での両替が最もお得!
まずは結論です。あくまで「レートの観点」で「おすすめ度」をまとめました。
観光ルート上にあって立ち寄りやすく、レートも安定して良いのが特徴
最もおすすめなのが グランドリスボア周辺 の新富倫兌換 or 大豊銀行です。
➤場所 (公式HP)
➤場所
この2つはグランドリスボア周辺に位置しており、徒歩数分圏内で行き来できるのが最大のメリットです。
正直、ネット上の記事や口コミを見る限りでは「大豊銀行」一択というくらいレートが良いと評判。ただ、私が訪れたときは土曜日で休業しており、利用できませんでした。
でもそんなときでも安心。すぐ近くにある新富倫兌換もレートは十分に良く、実際に両替したところ 数%台の誤差レベルで全く気にならない ほどでした。
さらに、グランドリスボア周辺は観光スポットとしても見どころが多く、両替ついでに散策するのもおすすめです。「レート良し+観光良し」で、旅の起点にするにはうってつけのエリアだと思います。
ここの周辺は中国らしさ全開のネオン看板がたくさんあるので、街歩きしても楽しいよ!
両替しつつ街歩きも楽しめたら一石二鳥だな。
マカオでHKD(香港ドル)が利用可能なことを活用した両替パターン。
香港に事前に立ち寄る予定がある方前提となりますが、香港市内での両替も有力な選択肢です。なぜなら、マカオではHKDもそのまま使えるからです。
特に有名なのは 尖沙咀(チムサーチョイ)のチョンキンマンション。ここにはレートの良い両替所が多く集まっており、旅行者にとっても定番のスポットとなっています。筆者も実際に利用しましたが、手数料が気にならないくらい本当に安い!※ただし、入り口付近の両替所はレートが悪いというトラップも…
香港からマカオへ移動する前に、ここでまとまった額を両替しておくと効率的です。
でもチョンキンマンションって怖いところなんじゃ…?
レートはやや不利だが、ここでまとめて両替するのもあり
香港からマカオへの入境時、イミグレーション内の1Fにも両替所があります。利便性は高いですが、市内や銀行系に比べるとレートはやや不利です。私は、あくまで
移動用のお金を確保する場所
と割り切り、到着直後に1000円分だけ両替しました。
ただし、旅の時間も大事な時間。ここで一気に両替をしておけば、その後の両替の手間を節約できます。空港に比べるとかなりレートは良いため、ここでまとめて両替する選択肢も〇です。
24時間利用可能かどうかは調査をしたのですが不明でした…深夜に到着予定の場合は注意が必要です。
カジノによってレートは様々だが、レートが比較的良い場所もあり。
カジノでも両替は可能です。安全で手軽に利用できますが、カジノ専用レートや手数料の影響で割高になるケースもあるとのこと。
ただし、筆者が確認したカジノ(カジノリスボアやシティ・オブ・ドリームス)は、そこまでレートが悪いとは思いませんでした(新富倫兌換と比較して数%高い程度)。
24時間OPENしている利便性を活用し、「夜遅くて街中の両替所を利用できない」といったシーンに限定して使うのが良いでしょう。
基本的にはレートが悪いという認識でOK。利便性は高いので最低限の両替で。
マカオ国際空港や香港国際空港の両替所は、到着してすぐ現金を手にできる便利さが魅力です。特に深夜便で到着する場合、まずはここで少額を両替しておくと安心。
ただし、レートはこれまで紹介したどの場所よりも圧倒的に不利。あくまで「初日の移動費や軽食代をカバーする程度」にとどめるのがおすすめです。
ちなみに日本の空港はよりレートが悪い印象。
空港だと10%以上は確実に手数料で持っていかれちゃうね。
両替所の前には必ずレートが表示された看板がありますが、初めてだと「どの数字を見ればいいの?」と迷うことも。ポイントは 「We Buy」「We Sell」 の違いです。
・We Buy:両替所が「外貨を買い取る」レート → 日本円を渡すときに参照
・We Sell:両替所が「外貨を売る」レート → 日本円を買い戻すときに参照
マカオ旅行者の場合は 「We Buy」 を必ずチェック!これが「両替所が日本円(1円)をいくらで買い取ってくれるか」を示す数字であり、マカオの場合は「1円に対して何MOPを両替してくれるか?」という表示となっています。
数字が大きければ大きいほど、「より多くの外貨をくれる」という解釈でOKです。ここを見れば「この両替所は得か損か」が一発でわかります。
下の画像の例だと、「1円に対して0.0536MOP」を両替してもらえます。1万円をわたすと、1万倍の536MOP入手できますね。
「We Buy」と「We Sell」の差がすごい大きい両替所見たことある。
安く買って高く売る。ある意味商売の基本だな。
「We Buy」と「We Sell」の差が小さいかどうかも1つの判断材料かもね。
街中でレートを比べるとき、スマホで為替の基準値を確認できると安心です。おすすめは 「イージー通貨コンバーター」 アプリ。
▶Android用
※iPhone版は見つかりませんでしたが、同様のアプリでも代用可能です!
日本円・香港ドル・マカオパタカを同時にチェック可能
シンプルな操作でわかりやすい
実際に私も利用していますが、「この両替所のレートは基準と比べてどうか」を瞬時に判断できるので、旅の効率が格段に上がります。
例えばアプリで「1円あたりのMOP相場」を見ると 0.0543MOP と表示されます。これが現在の世界における円/MOPの為替レートです。つまり、この数値と両替所の看板を見比べて、「We Buy(JPY)」の列が0.0543MOPに近いほどレートが良い と判断できます。
ただし、実際には両替所の手数料が差し引かれるため、「0.0543MOP」ちょうどになることはありません。
例えば「We Buy」列が 0.0536MOP の場合、アプリを使えば現在の為替レートでは0.9876円相当の価値とわかります。
ただし、実際は1円を両替所に支払うわけなので、0.0124円分損です。そう、これが両替所に支払う手数料分です。
1円に対して0.0124円が手数料…つまり手数料は1.24%となります。
1万円を両替しても124円の差し引きなので、この例だとかなり良心的なレベルです。
アプリを使えば、両替所の手数料が簡単にわかるね。
手数料を知りたいだけなら、2つ目の画像の処理だけでOKだな。
この記事では、外貨をお得に両替する方法を記載しました。ポイントを押さえておけば、マカオ旅行中に「どこで、どのように両替すればいいの?」と迷うことはなくなります。
・空港やカジノよりも、市内(特に新富倫兌換・大豊銀行)のほうがレート良し
・香港での事前両替も有力な選択肢
・両替所では 「We Buy(JPY)」 をチェックすればOK
・スマホに「Currency」アプリを入れておけば、基準レートとの比較も簡単
筆者は今回①香港・珠海・マカオ大橋 (港珠澳大橋) マカオ出入国ターミナル(イミグレ)で1000円分だけ両替②新富倫兌換で一気に両替というパターンでした。新富倫兌換周辺は飲食店も多く、街歩きも楽しいので、両替したお金で美味しい物を食べるのもおすすめ!バスの種類が最も多く走っているエリアなので、その後の「世界遺産巡り」などにも簡単にアクセスすることができます。
よし、これで“どこで両替すればいいか問題”は解決だね!
でも、比べすぎて観光時間を削っちゃ本末転倒だな。旅は楽しむのが一番だから。
うんうん!レートは大事だけど、結局は思い出の方がもっと価値があるからね!
1泊2日のリアルな出費記録
本当に役立った旅の相棒たち。
世界遺産・夜景・マイナースポットまで、マカオのおすすめ観光地15選を写真と共にご紹介!
1泊2日で楽しむ絶景・街歩き・世界遺産巡りの旅
アクセス方法や通貨、治安、観光の魅力までガイドブック風に解説。初めてのマカオ観光の予習におすすめです。